英文履歴書の書き方入門

The English version is here.

このページの目的

英語で書く履歴書とはどんなものか、どんな目的で書かれるのかを一般的に示すためにこのページを作りました。但し、これは履歴書を書くための集大成ではありません。いい履歴書を書くというのはさまざまな側面があり、方法はひとつではなく、いろいろあると考えて下さい。どの側面をどう扱うかはあなたの履歴やどんな仕事を探しているかによっても違ってきます。ここでは一般的に英語で書く履歴書とはどんなものかの基本的な事柄を記しました。

履歴書の目的

目的はたったひとつ−−−応募者が面接に呼ばれるようにすること。

あなたが履歴書を作成する時この目的を忘れないようにしましょう。もしあなたが書いた履歴書にミスがあったり、他の応募者と比べてぬきんでたところがなかったら、面接に呼ばれる確率は大幅に減少します。要するにもしあなたの履歴書が担当者の心を惹かなければ、その会社に採用され職を得るという計画が一瞬のうちに終わってしまいます。

履歴書のスタイル

考えられる履歴書のスタイルはたくさんあります。それはどんな職を捜しているかや、あなたの経験、資格などによっても違ってきます。ここで私が述べるのは最も基本的なスタイル、職歴を中心に年代順に記していくタイプです。但し、他のスタイルでの選択も可能であることも心に留めておいて下さい。

ひとつ気をつけてほしいのは、求職情報サービス機関が出しているような履歴書の雛形をただ写すだけというのは避けたほうがいいということです。標準的すぎてそれを利用した人の履歴書は全部同じように見えるからです。

どんなスタイルがあるのか?

もっとも一般的なのは職歴を中心に年代順に書いていく履歴書 (chronological resume) です。このスタイルは応募しようとしている職種での勤務経験が豊富である場合最もふさわしいスタイルです。

他のスタイルとしては得意分野を強調して書くタイプ(performance resume)、特殊技術・職能などを強調して書くタイプ(functional resume)などがあります。これから職を見つけようとしている分野での職歴がない場合はこういったスタイルを採ることになります。

(上記のスタイルについてもっと知りたい方はWilliam Kenndayホームページの掲示板にメッセージをお送り下さい。)

履歴書に何を載せるか?

標準的な履歴書(年代順スタイル)には最小限以下の項目が含まれます。

他に例えばコンピューター、語学などの能力、ボランティアの経験などを付け加えると履歴書がもっとよくなるでしょう。

何を履歴書に載せないか?

どれぐらいの長さがいいのか?

たいがいの場合1ページが適切な長さと思われます。しかしもしその職に関係のある経験や資格など書く内容がそれ以上にある場合は2ページになっても悪くないでしょう。

履歴書の見本

下記のボタンをクリックすると基本的な履歴書(年代順スタイル)の見本がダウンロードできます。

Word Format
PDF Format

文法・スペルの正確さ

英文の履歴書は文法、スペルにミスがなく完璧であることが求められます。もし履歴書のなかに誤字があれば採用担当者にあなたが細かいところに気が行き届かない人だとか、最悪の場合真面目に仕事を捜しているのかと疑われるでしょう。履歴書の文章が正しい文法、スペルで書かれているか、もう一度チェックしてみましょう。

履歴書を台無しにするいくつかの点

担当者の採用したい気持ちを遠ざける要因はいろいろあると思われますが、下記の点には特に注意しましょう。

外観を整える

履歴書の中身以外にも、あなたの履歴書がいい印象を持たれるために注意しなければならない点があります。面接の前にできるだけいい印象を与えておくためには履歴書や添付の書類をできるだけよく見せるよう心がけなければなりません。質のいい紙に印刷されたきれいに見える履歴書はあなたのイメージアップに大きく貢献するでしょう。

という訳で

1)履歴書には高品質の紙を使いましょう。(そしてそれに合う封筒に入れましょう)

2)レーザープリンターで印刷しましょう。

3)何人かの人に履歴書を見てもらい印象を聞きましょう。

他に必要な物は?

あります。履歴書といっしょに送る添え状−カバーレターが必要です。これも履歴書と同様うまく形式にそったもので、スキなく書かれなければなりません。この添え状は担当者があなたの履歴書に興味を持つように書くものです。カバーレターが貧弱であったりいいかげんなものであれば、担当者は履歴書を見ないかもしれません。

あなたの書いた履歴書がどう見えるか?

このチェックリストを印刷しすべての項目が「はい」であることを確認しましょう。

ではご健闘をお祈りします。

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ゥ 2001 William T Kennedy